2011年12月26日月曜日

メカニック

 サイモン・ウェストには、予告は面白いが最後まで観るとなんか大作もB級テイストで中途半端。どうもいい印象はない。
「コン・エアー」はジョン・キューザックがあまりにもかっこ良かったので、映画館に3回も観に行ってDVDは何回観たかわからないが、ただ気持ち悪いだけのスティーヴ・ブシェミに、主人公がお菓子をあげすぎて刑期が終わる頃には糖尿病になってしまったベイビー・オーとか、ジョークのつもりが全く笑えない設定だった。真面目な奴にギャグをとらせたら寒くなるだけである。

B級映画の監督になるのか?と思われたが、この映画は傑作だ。

筋書きの組み合わせが複雑な方が、見せ方のうまさが出る。
見せるのはうまいんだけど、脚本を組み立てるのがダメなんだろうな。
良い脚本と地味に良い役者で渋い映画をどんどん作って欲しい。

ステイサム兄貴のかっこよさにしびれる。
おバカ系のアクション映画ではなく渋いアクション映画なので、万人にお勧めしたい。
どこが良かったかいくらでも書けるけど、ネタバレになるので省略。予備知識ゼロで観た方が面白いと思う。


ドナルド・サザーランド。年と共にますます味が出て来た。
この映画も出番は短いんだけど泣けました。
息子は顔は似てきたけど、役者としては全く違うタイプのまま。

鑑賞:2011/08/25 

2011年12月25日日曜日

宇宙人ポール

予備知識がなくて「スペースボール」みたいな映画かと思ってたら、えっサイモン・ペッグとニック・フロスト?なんでイギリス人がアメリカが舞台ですねん?

このあたりの説明は結構、感動的で外国人が思う「アメリカ」は、日本もアメリカもかわらないのね。フロリダに旅行に行ったとき、警官があまりにも迫力があって超怖かったのを思い出しました。
ニック・フロストのオタク姿が似合わないんだけど、こういう年とってオタク姿が似合わないオッサン(同年代!!)いるんだよなあ。リアルすぎて泣ける。

私は「おたく物」が大好きなのだが、今の所のベスト。
・芦田豊雄の傑作「ウンガラの太鼓」
・めいわく荘の人々
・ギャラクシークエスト

次点:

俺たちステップ・ブラザース

リアルすぎて笑えない。(笑ったけど。) 

に加わるのがこの作品だ!


ポイントはがっつり押さえてある。
・オタクの親友同士はホモにしか見えない。
・なぜオタク同士はベタベタしているのか?

そんなオタクに世間は冷たい。

オタクネタだけで充分笑えるのだが、SF映画ネタだったハズなのに途中からどんどんポリス物のネタに移行。
サイモン・ペッグとニック・フロスト。どんだけアクション映画オタなんだよ。
そっちの方が受けた。

原題が"PAUL"
なんとなく笑ってしまうのだが、最後までみると何故"PAUL"なのかわかる。
見終わるといい気分になった

こんなDVDでオタクが家で観るような映画を、23日の激混みの映画館で鑑賞していた8割の明らかに普段映画をみないと思われる人々はつまらなかったと思う。いくら映画館が混んでいても、見る映画は選んだ方が良いと思う。

PAULの声はセス・ローゲン(中央)やっぱメッチャかっこいい。オッサンにしかおもえないないが、この映画の時28歳。










2011年12月24日土曜日

ニューイヤーズ・イブ

アメリカで大コケしたのを知ったのは、チケットを購入した後。

ゲイリー・マーシャルだから期待していたが、結論は陳腐
あまりにもありきたりすぎて、新鮮さゼロ。
泣かせようとお決まりのネタ全部入れましたの投げやりな脚本。
ただ役者が良いのとファッションやセットもきれいなので、割り切って家でぼ〜〜〜と観る分には充分面白いと思う。
デニーロの話はこれもありきたりなんですが、素直にジーンときました。
ヒラリー・スワンクが口は大きすぎると思うけど、とてもキレイでした。

しかしなあ。
ラストが衝撃。クリスマス気分が吹っ飛んだ。
一年間思ってたスペシャルな女性がサラジェシカってありえないだろう。
誰か引導渡してやってくれよ。

2011年12月19日月曜日

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

混んでいる映画館がいやで、吹き替え版を観に行った。
がっくり!お客さん、いっぱいいるではないですか。吹き替え版も当たり前なんですな。

ソーヤーがやたらかっこ良くて、スピンオフで一本作って欲しい。
トムクルもかっこいいし、文句は無いのだが、テンポが悪いのでだんだんダレてきた。
ロバート・エルスウィットの撮影も良いし、CGの部分はさすがアニメ監督。秀逸。
絵がもったいないので再編集して欲しい。
CMが一番興奮した気がする。

家で楽しく見る分には良いけど、映画館で真剣に気合い入りまくりで観るには物足りない。

2011年12月17日土曜日

リアル・スティール

そのまんま「プラレス3四郎」実写版。
一昔前だったら評判になったと思うのだが、今や「プラレス3四郎」を話題にするのは中年だけだった(笑)
初期のK1やUFCを思い出し「佐竹は登場シーン&テーマ曲はよかったなあ。」「オレッグ・タクタロフはこの映画には出ないんだろうか?
などと余計な事を思いつつ、ネタ元がわかってると妙に盛りあがった。
なんだけど「ロッキー」と同じネタと場面がまんまそっくりな「チャンプ」は辞めて欲しかった。一気に気分が盛り下がり。
といっても、勝手に盛り上がって盛り下がってるのは中年だけなんだろうなあ。


ヒュー・ジャックマンが予想外にとっても良くて、ボクシングジムを傾かせたダメ男ぶりや父親になれなくて兄貴的な対応しかできなかった最初から父親になっていく変化はリアル。
ゲームシーンはアニメキャラっぽく演じていて、さすがそこはミュージカルスター。


とまあ良くできた良い映画なんだけど・・・音楽が盛り上がらない!
画面がいまいちでも音楽で強制的に盛り上がるくらいやってくれないと。
日本の作曲家は偉大だ。

2011年11月27日日曜日

マネーボール

見終わった感想は、野村は偉大だった。
という事と、ブラピの逆三角形の背中と元野球選手になりきってるのがスゴい。

2011年11月13日日曜日

ザ・ファイター

最後に兄ちゃんが皆の人気者だという事がわかるシーンが出てきてほっとした。
この母ちゃんがリアル過ぎて演技に見えない。

インモータルズ

グロくてエロい世界をおしゃれにすると、こうなる。
という感じ。
というわけで、本質は決してお上品とは言い難い。
戦闘シーン中心でシンプルにまとめた方が、話の中身の薄さも気にならない気がする。

面白かったが、一回でお腹いっぱい。

2011年11月7日月曜日

1911

評判があまり芳しくなかったのだが、見応えありで面白かった。
登場人物が魅力的でこの先が気になる。
三部作でもっと先まで作って欲しい。

ジャッキーの出番は少なめですが、かっこ良すぎるのはご愛嬌。

自殺するかと勘違いした後の妻に、
「死なない。負けた経験はある。」
彼のバイタリティーを見たような気がした。

2011年11月4日金曜日

ニューシネマパラダイス

青年期はかなり余分で気分をそがれた。
子供時代と現代だけで良かったと思う。

2011年10月31日月曜日

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

 

ダンナが監督なのにミラ・ジョヴォヴィッチが主役じゃ無いの?と思ってたら

やっぱりミラジョボが主役だった。
バイオハザードでも思いましたが、彼女の魅力全開。ええダンナさんじゃのう。
登場人物が多いので出番は少なくなるけど見せ場がそれぞれに用意されてるし、それぞれ魅力的で申し分ないと思うんですが。
しかし、こういう衣装が見応えある映画はスタイルが良い人しか出てこなくてホレボレするわ。

ネタバレ↓
最後の重要なシーン。
「国より、愛する女が一番大事だ。」
いや〜〜ジャック・バウアーと真逆の生き方の推奨ナイス!
妙に説得力あるなあ。ジャックは現在、不幸の塊だもんねえ(汗






2011年10月20日木曜日

ブリッツ

「西部警察」に似ている。
昔はこんな極悪非道なキャラが多かったが、最近すっかりご無沙汰していた。
凶暴さにおいては、ジャック・バウアーなんて屁のカッパ。

英国映画は根本的に凶暴さにかけては、えぐい物があるなあ。
アクション映画の主人公は悩んでもいいけど、
良心の呵責とか犯人に説教とか、そういう事で悩むのはやめて欲しい。
そんなのアクション映画で300%無駄じゃございません?
だって、



最後は犯人殺すに決まってるんだし。

バンバン暴れまくるジェイソン兄貴が気持ち良い。
あー面白かった。

ネタバレ↓
ラストの
警視「撃たれそうでひやひやした。」
ブラント(ジェイソンアニキ)「ははは。」
それで終わりかいっ。

惜しむらくは音楽がいまいち。ありがちで退屈した。

2011年10月11日火曜日

人生万歳!

ウッディ・アレンの映画は、やっぱり映画館で観るに限ると思った。
日常の小さな事や人生というテーマは集中して見ていると、自分がどんどんインスパイアされる。家でDVDで見てると、集中できなくて、映画はなんとなく流れていってしまう。

口うるさいオッサンは、本人の自己申告によると病弱らしいが、どうみても長生きしそうなタイプ。
ぼろ家だけど、彼女が来てからとっても素敵なお家に。

口うるさい主人公のベストな相手は、以下ネタばれ↓
占い師
だとは予想がつかなかった。
彼は人にアドバイスされるのが嫌いなのかと思っていたが、
考えてみると、悲観的な気分の時は、占いの需要が高まることを考えれば、ぴったりである。
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主人公の選んだデートコースも、なかなか素敵。
見終わって楽しい気分で家路についた。

2011年9月27日火曜日

ワイルドスピードMEGAMAX

たぶんあと10回観たら、腹筋が割れるかもしれない。

ヴィン・ディーゼル対ロックが見れて最高だった。
エイリアンVSプレデター的な興奮がある。ロック様の方が圧倒的に強かった。(ヴィンは格闘家じゃないつーの。)
ロック様は非情なキャラをやらせたら最高。
↓ネタバレ
最後の悪人との対決、あっさり一瞬で抹殺。
悪人は生存価値無し。


かっこいい。ああ、すっきりした。
そうだよなあ。ラスト悪人がダラダラ引っ張って引っ張って語るのって、しちめんどくさい。

マット・シュルツが劣化して只のオッサンになっていたのは驚いた。


ワイルド・スピードも、最初はちょっと暗いお話だったのに、トルクの世界とクロスオーバーするとは思わなかったなあ。
トルクも大好きなので、両方の意味で大満足。

#豊洲




2011年9月26日月曜日

スリーデイズThe Next Three Days

全てが良くできた映画だと思うが、ゆっくりで地味。
まさにそれがポール・ハギス。
そんな事はどうでもいいよ。と思ってしまうが、そんな事をゆっくり掘り下げてジワジワ来る哀しみや愛を伝えて来る。
と理屈ではわかるのだが、日曜日はザ・娯楽な映画で休み気分を満喫したかった。
映画館を出ると急に月曜日の現実が目の前にぶら下がった気がした。
ポール・ハギス監督の作品は、平日が良いと思った。

久しぶりにブライアン・デネヒューを観た。結構好きな役者なので嬉しい。
この人を見ると自動的に監獄を思い浮かべる(なんとなく)
皆暗い顔つきの人が多い中、エリザベス・バンクスの明るい平和そうな顔が救いでした。
キャスティングが良くて、無駄な説明はとことん省いてある所は気持ち良い。
ラッセル・クロウは名演だったと思う。
グラディエーターより、これでアカデミー賞を取った方が納得できる。
ラッセルの破滅的な感じが、先を不透明にしてるところがいい。

#丸の内ルーブル