2012年10月23日火曜日

ボーン・レガシー


THE BOURNE LEGACY

ここ数年、邦画の人気が高いので、映画館でかかる洋画の上映本数が激減した。また、私はシネコンで見ているので、更に本数は少ない。上映本数が少ないので、駄作に当る事は滅多に無い。

滅多に無い・・・ハズ。

見終わって久しぶりに、「えっ、終わり?話がない!」
久々にこりゃ酷い(爆)
めっちゃ、くだらない!(話が。)

見る前にかなめさん(猪突猛進日記)の感想が気にかかっていて、
>やっぱりマット・デイモンが好き過ぎた・・・・
>というよりも、
>「よっしゃ殺しちゃえ!」
>って決断が早すぎる(^-^;)
役が殺伐としてるのかしら?
確かにマット・デイモンを超える知性と魅力は難しいかもしれんが、ジェレミー・レナー
はS.W.A.T.の時は、隣に住んでそうな普通の兄ちゃんでオーラゼロだったけど、いまや負けないくらい味あるよ?
とか、勝手に妄想しつつ・・・見たら、本当につまらなかった。

前半の1/4くらいは走破訓練も渋く気分よく見てたのだが狼が出て来たあたりから、なんとなくイヤな予感。雪山と狼って、チャールズ・ブロンソンとか

リーアム・ニーソン思い出しちゃうんですが。


エドワード・ノートン登場で持ち直したが、もう話が適当。

唐突にマニラ。
唐突にバイクで市街地暴走。
唐突に工場に潜入。

それが許されるのは007だけだ。

エドワード・ノートンも終わってみれば、完全にチョイ役的存在。
画面に緊張感や情感がないので、ドキドキ感もゼロだった。

S.W.A.T. この時は普通の人なジェレミー・レナー。



2012年4月20日金曜日

ヒマラヤ運命の山

1月2月と風邪っぴきと極端に寒さに弱いため完全にダウンしており映画はお休みしてました。
なんと2ヶ月ぶりに豊洲の映画館に行った。
寒いくらいでなんで映画がお休みになるかというと、自転車で30~40分漕がないと行けないから。
電車で行くと時間も変わらないのに交通費が往復 520円かかるのである。(←せこいとか言わないように。会社の帰りに行けばいいのだが、年末からほぼ毎日終電状態。早くても終わるの10時)

そんな己にとっては過酷な日々に過酷な映画を見てきました。
私は登山映画が大好きである。最初から最後まで何も考えずに没頭できる。
すっかり主人公になりきって観終わったら体重が減ってる気がするくらいだ。(オイオイ
前置きが長くなりました。

えと、天才の前では凡人はトロトロしていてウザいだけ。
凡人には天才が自分と違う事が理解できない。(どこか同じだと思っている。)
それが天才にはたまらなくウザい。
というのが、シンプルに描かれていた。
いいんじゃないか。直球で。

だって、主人公天才!!(いや宇宙人?)
人間超えてるから!!

酸素ボンベ背負ってスーハーしながらシェルパ族におんぶにだっこで登ってる凡人に対し、主人公は軽装(だそうだ。)で、早い安い美味しい(←違う) 
主人公の超人ぶりに圧倒。

映画を見てると補助を使ってヒマラヤを制覇することに意味があるのか?
私は「意味あらへん。」
としか答えようがない。
だけど話はここからで(本当はこっちがメインなんだろう。)
仲間に 置いてけぼりにされた主人公はなんと山の反対側から下山して、平地を一週間くらい!?歩いて帰ってくる。
置いてけぼりにした方は生きて戻ってきちゃったから、さあ大変。

いや、すごいわ。
有名な事件なんだけど全く知らなかった己の無知が幸いして、このくだりは興奮した。
本来ならばココからを掘り下げてほしい所だが、有名な話なので周知の事実なんだろう。
ほぼスルー。
主人公インホルトメスナー)の超人ぶりと登山シーンを見ていても元気モリモリ、スカッとする映画である。日々の過酷な労働に押しまくられてギブアップしそうな人は、もちっと頑張ろうと思うかもしれない。

誰が見ても面白いと思うけど、運動大好きな人にはお薦めです。
見たら絶対燃えます。

ちょっとググったら髪の毛モリモリ。エネルギーあり余り系。背も高いし知的パドヴァ大学建築科卒ひげそれば男前。こりゃ女にモテモテだろうと思ったら、やっぱり人生エンジョイ~♡していた。


2012年2月6日月曜日

50/50

セス・ローゲンのファンなので、彼目当て見たが、映画は予想以上に良かった。

当人が一番つらいのだろうけど、周りもしんどかったり、心配で不安になったりする様子もキチンと書かれている。あまりセリフがないのだが、様子をみてるだけで、状況が良くわかる。

実はお母さんが一番可哀そうなんじゃないかと思った。
お父さんは痴ほう症で目も離せないし、息子はお母さんに連絡もしない。
最後の手術シーンの家族の暖かい会話は、ほっとした。

適当アーティストの彼女の絵が一見うまそうに見えるが全く中身がない絵で、本人も適当に描いたアート性がないよくある売れないであろう絵だったのに感心しました。
そもそも家に置いて去ってくくらいなんだから、本人もいらない絵なんじゃん。

もちろん軽い話ではないけど、見終わっても暗い気分になる事もなく、むしろちょいと元気になる映画だったと思う。

やっぱりセス・ローゲンはかっこいいわ~~~♡(←いや、これはオマケです。今回は)

2012年2月5日日曜日

ペントハウス

Tower Heist


お気軽コメディかと思ったら真面目な人情物でいい映画。
登場人物の設定はコメディだけど、セリフとセットは妙にリアルで容赦がない。
本音の過激なイヤミトークも内容がリアルだと人間本音は「そうだろう。」と納得できるので、あまり毒に感じない。

ラストが良かった。
見終わっていい気分です。

ブレッド・ラトナー監督は、ゴシップニュースを見る限りではモラルはなさそうなニュースばかりだけど、彼がつくる映画はモラルと人情と人生の哀愁と友情の大切さをテーマにした良心的な映画なんだよねえ。
なんででしょ。


配役がスゴい。うまい役者ばかり良く集めたなと思う。
エディ・マーフィー、ベン・スティラーの配役に対して、
タワーの従業員ボスがメル・ブルックスそっくり
新旧二代スターじゃ中途半端。三代揃えたのがいいわ。

エディ・マーフィーは、傍若無人すぎて笑った。
ティア・レオーニは久しぶりに、良いお母さんとかじゃなくて昔十八番だった無礼で無愛想な美人役。かっこいいー!
ガボレイ・シディベがうますぎる。後半、影の主役。
タワーという事で、ビルの構造もリアルだし、ガラス窓を外すのにシーリングを取ってから外すって・・・細かい。
設定、脚本、撮影、セットと色々とお金かかってました。

中高年サラリーマンが見ると、話がリアルで身に迫る。特にドアマンの話は胸に迫るんじゃないだろうか。


ネタバレ↓
換金してなくて、パーツでおくられてきたのが良い!なんか夢がある!
そして、犯罪ドラマにハッピーエンドは御法度(犯罪率が上がるから)というお約束をどうするか?というドキドキしながら見ていたら、ベン・スティラーだけ刑務所送り。
友情と責任を果たす男!渋い。

2012年1月8日日曜日

フライトナイト

アメリカでずっと派手に宣伝していたので期待大で見た。
映画はA級なのに、テイストは徹底的にB級で感心した。

前回と引き続きオタク映画。
アメリカだとオタク=頭が弱い奴と思われてるのが良くわかる。
だから多少の危ない事も(オタクのフリをしていれば)許される。
そんなリアルすぎる設定、笑えるけどいいのか?