2011年9月26日月曜日

スリーデイズThe Next Three Days

全てが良くできた映画だと思うが、ゆっくりで地味。
まさにそれがポール・ハギス。
そんな事はどうでもいいよ。と思ってしまうが、そんな事をゆっくり掘り下げてジワジワ来る哀しみや愛を伝えて来る。
と理屈ではわかるのだが、日曜日はザ・娯楽な映画で休み気分を満喫したかった。
映画館を出ると急に月曜日の現実が目の前にぶら下がった気がした。
ポール・ハギス監督の作品は、平日が良いと思った。

久しぶりにブライアン・デネヒューを観た。結構好きな役者なので嬉しい。
この人を見ると自動的に監獄を思い浮かべる(なんとなく)
皆暗い顔つきの人が多い中、エリザベス・バンクスの明るい平和そうな顔が救いでした。
キャスティングが良くて、無駄な説明はとことん省いてある所は気持ち良い。
ラッセル・クロウは名演だったと思う。
グラディエーターより、これでアカデミー賞を取った方が納得できる。
ラッセルの破滅的な感じが、先を不透明にしてるところがいい。

#丸の内ルーブル