2012年2月6日月曜日

50/50

セス・ローゲンのファンなので、彼目当て見たが、映画は予想以上に良かった。

当人が一番つらいのだろうけど、周りもしんどかったり、心配で不安になったりする様子もキチンと書かれている。あまりセリフがないのだが、様子をみてるだけで、状況が良くわかる。

実はお母さんが一番可哀そうなんじゃないかと思った。
お父さんは痴ほう症で目も離せないし、息子はお母さんに連絡もしない。
最後の手術シーンの家族の暖かい会話は、ほっとした。

適当アーティストの彼女の絵が一見うまそうに見えるが全く中身がない絵で、本人も適当に描いたアート性がないよくある売れないであろう絵だったのに感心しました。
そもそも家に置いて去ってくくらいなんだから、本人もいらない絵なんじゃん。

もちろん軽い話ではないけど、見終わっても暗い気分になる事もなく、むしろちょいと元気になる映画だったと思う。

やっぱりセス・ローゲンはかっこいいわ~~~♡(←いや、これはオマケです。今回は)

2012年2月5日日曜日

ペントハウス

Tower Heist


お気軽コメディかと思ったら真面目な人情物でいい映画。
登場人物の設定はコメディだけど、セリフとセットは妙にリアルで容赦がない。
本音の過激なイヤミトークも内容がリアルだと人間本音は「そうだろう。」と納得できるので、あまり毒に感じない。

ラストが良かった。
見終わっていい気分です。

ブレッド・ラトナー監督は、ゴシップニュースを見る限りではモラルはなさそうなニュースばかりだけど、彼がつくる映画はモラルと人情と人生の哀愁と友情の大切さをテーマにした良心的な映画なんだよねえ。
なんででしょ。


配役がスゴい。うまい役者ばかり良く集めたなと思う。
エディ・マーフィー、ベン・スティラーの配役に対して、
タワーの従業員ボスがメル・ブルックスそっくり
新旧二代スターじゃ中途半端。三代揃えたのがいいわ。

エディ・マーフィーは、傍若無人すぎて笑った。
ティア・レオーニは久しぶりに、良いお母さんとかじゃなくて昔十八番だった無礼で無愛想な美人役。かっこいいー!
ガボレイ・シディベがうますぎる。後半、影の主役。
タワーという事で、ビルの構造もリアルだし、ガラス窓を外すのにシーリングを取ってから外すって・・・細かい。
設定、脚本、撮影、セットと色々とお金かかってました。

中高年サラリーマンが見ると、話がリアルで身に迫る。特にドアマンの話は胸に迫るんじゃないだろうか。


ネタバレ↓
換金してなくて、パーツでおくられてきたのが良い!なんか夢がある!
そして、犯罪ドラマにハッピーエンドは御法度(犯罪率が上がるから)というお約束をどうするか?というドキドキしながら見ていたら、ベン・スティラーだけ刑務所送り。
友情と責任を果たす男!渋い。